
「小学生は教師に従順であるべき」という定説に従うのは当然でしょ?担任する児童がそれを守らなかったら指導するのが仕事でしょ?そんな恥ずかしいセリフを職員室で堂々と言う管理職結構いた。それでも「とんでもないよね」と大人として当たり前の反応が出来る教師は数名しかいない。
反抗されると指導できない自信がない先生はこういう教頭の方が楽だと、分かっている。何も考えていない割に、保身のためには、何がいいかという直感だけはよく働く。教師が間違っていたら「間違っています」って言える子を育てるのが教師の仕事だよ。それが分からない教師が多すぎるから、日本沈没状態なんだよ。
型にはめる教員は、心理の複雑さを認めない。それを認めると、教師として無数にある場面に対応していかなければならない。そんなこと自分には出来ないと本当は分かっているんだと思う。つまり自信がないのだ。キャパが狭いのだ。だから、職員会議でも生徒指導会議でも「人間の心ってそんなに単純じゃないよ」って叫び出したくなるような発言を繰り返す。
「褒められれば誰でも嬉しいもの」と決めつけた意見だけを受け入れる会議なんて、これ以上ないほどの時間の無駄だった。働き方改革で、最初になくすべきは、紙ベースのドリルを廃止して、一人一台パソコンで問題を解かせるような意味のないことやらせるのではなくて、意味のない褒め合い、認め合いを繰り返すくだらない会議だった。